花うつ

花子28歳独身。パワハラによるうつ病に悩まされ、リストカットにまで追い詰められた。でも、うつ病は必ず治る、私なりの独自の治し方で、うつ病と向き合っています。うつ病に効く食材を使った料理紹介や小説も公開予定です!現在はフリーライターとしても活躍中。お仕事依頼もよろしくお願いいたします。お仕事依頼は、south1989.1322@gmail.com まで!!小説家志望ですので、いつか本を出せたらいいなと言う野望も持っていますw

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【小説連載】贅沢で平凡な日々 3話目

 

hanakoutu.hatenablog.com

 

 

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岩城さんのノルマは、意外と楽勝だった。

私はなんとなく岩城さんに頼まれる時間というのが把握できて、その時間に合わせて自分の仕事を片付けて、岩城さんから声がかかるのを待つ。

仕事を頼まれたら、嫌な顔一つせずに

「はい。」

とだけ返事をする。

 

そして、仕事を開始する。

定時は過ぎるけど、そんなに遅くならずに仕事を終わらせる。

 

大体、20時には岩城さんの代わりに取引先に書類をメールで送信。

20時半には退社。

 

そのあとに同僚たちと飲みに行ったりもした。

 

私って意外と仕事できるなんて、自信が持てた。

 

でもそれが甘かった。

岩城さんの標的になってから3か月後くらいに、私は岩城さん以外からも仕事を頼まれるようになった。

それが毎晩のように続く。

 

楽勝だと思っていた残業は、日を重ねるごとに帰宅時間が遅くなる。

 

「ごめん。」

 

毎晩の深夜までの残業は、恋人との関係も悪化させた。

当時、短大のころのからの拓海という恋人が私にもいた。

仕事終わりに、よく会っていたし、拓海の休みは殆どが平日。

そんな中で、私たちが会う回数は減っていった。

拓海に謝る回数のほうが、会う回数を上回る。

 

それが一番、私を悩ませたのだ。

 

仕事量は毎日のように増えて、1日で終わらないことも増えた。

私が、頼まれた人に頭を下げる回数も増えていく。

「仕事が遅すぎる。」

そんな罵倒が、だんだん増えていく。

 

でも、仕事を続けるため。。。

 

私は、絶えないと。。。

 

なにかに洗脳されたように、私は仕事を続けた。

それが悪夢の始まりだったということも知らずに。

 

続く。