花うつ

花子28歳独身。パワハラによるうつ病に悩まされ、リストカットにまで追い詰められた。でも、うつ病は必ず治る、私なりの独自の治し方で、うつ病と向き合っています。うつ病に効く食材を使った料理紹介や小説も公開予定です!現在はフリーライターとしても活躍中。お仕事依頼もよろしくお願いいたします。お仕事依頼は、south1989.1322@gmail.com まで!!小説家志望ですので、いつか本を出せたらいいなと言う野望も持っていますw

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【小説連載】スニーカー

どうしてなの?

どうして私だったの?

どうしてそうなったの?

 

少し汗のにじんだT-シャツが、私を悪夢から覚ました。

臭いとべたべたする嫌な感じに、目覚めは最悪だった。

 

また一日が始まる。

 

そう思わなければいけない朝が嫌いだ。

最近、一日が終わるのが遅すぎる。時折、永遠に終わらないのではと思ってしまう。

 

また、長い一日が始まる。

 

 

えーはい。こうやって暗い心の中の、心で叫びますは北野 真紀(きたの まき)でございます。年齢は、29才のゆとり世代

 

この女の人生は、実に平凡であり熱くもあり、そして人情に溢れたものでございます。

 

簡単に説明すれば、小学校、中学校、高校は平凡な成績で常に普通。

特に目立つ取り柄があるわけではなく、特に優秀なわけでもない。スポーツもそこそこ。

短大も、そこそこのところ。真紀のように、普通の成績の人が集まる場所でございました。

しかし、働き出してからが、真紀の人生の始まりと言って良いでしょう。

真紀は、仕事でたくさんの名誉を手にします。

業種が接客業だったからでしょうか。それが向いていたのか、優秀な販売員になったのですね。

真紀は、ホームセンターの正社員になります。

優秀接客賞というものを貰ったり、最終的には社長賞という一番の賞をもらいます。

しかも、後輩にも先輩にも好かれるという、順風満帆な人生を送っておりました。

 

状況が変わったのは、1年前。

真紀の会社は、別の会社と提携をします。平社員の真紀にとっては、関係のない物だったんですが、これが真紀の人生を大きく変えます。

 

提携先の社員が、真紀の勤める店舗にもやってきました。今までの上司は、提携先に異動され、代わりに提携先の社員が上司になりました。その人は、荒巻由美(あらまき ゆみ)40才。見た目も雰囲気も、キャリアウーマン。

以前は、提携先の化粧販売員。

つまり、荒巻さんにとっては理不尽な異動だったのです。重い荷物を運び、売り物の花や苗に水をあげたり、広い店内を走り回ったりするホームセンターの仕事は彼女には辛い仕事だったのでしょう。

いつも、荒巻はイライラしていました。

 

それでも、真紀は特に変わりませんでした。

真紀にとって仕事は、上司の機嫌を取るものではないですからね。お客様が笑顔で買い物をしている姿を見るのが、真紀の一番の幸せでしたから。

 

しかし、熱心に仕事をする真紀に、荒巻はイライラを募らせるのです。見ていてイライラするという理由で、理不尽に真紀を怒ります。

それに、大量の仕事を任せて、時間内にできなければまた怒鳴る。

真紀自身、かなり精神的に追い詰められてはいました。怒鳴られると、吐き気をめまいが襲うようになります。

食欲はなくなり、三か月で10キロも痩せてしまった真紀。

その様子を見て、納得がいかなかったのは真紀ではなく、真紀の後輩や先輩。

ある日、後輩と先輩あわせて五名が、荒巻に抗議にいきます。

「納得がいかない」「北野がかわいそうだ」「北野は一生懸命やっているのに」と言ってくれたのです。

 

抗議から二週間後、辞令が店内の事務所に貼り出せれます。

なんと、抗議をした後輩と先輩たちすべてが異動になるという辞令。しかも、業種が全く違ったり、遠くの地方だったり、過酷な辞令でした。

すべてが、荒巻の仕業だとわかりました。

 

本人たちは、事前に説明を受けていたのか、驚くこともありませんでした。

一番ショックを受けていたのは真紀。その場で、崩れ落ちました。

すると、そこに荒巻がやってきて真紀の耳元でこう言います。

 

「あなたの存在のせいで、こうなったのよ。あなたさえいなければ、周りは不幸にならなかった。あなた、疫病神なのよ。」

 

真紀は、涙を流すことも、怒ることもできないまま、そのまま誰にも言わずに帰宅。

真紀自身、帰ったことすら覚えていないのでしょう。

 

そうやって真紀は、こうなったのです。今の真紀を作り上げてしまった、理由なのです。

 

私は、真紀の人生を見守るとしましょう。

 

 

えっ私はだれかって?

それはまた、いつか。

 

 

続く