花うつ

花子28歳独身。パワハラによるうつ病に悩まされ、リストカットにまで追い詰められた。でも、うつ病は必ず治る、私なりの独自の治し方で、うつ病と向き合っています。うつ病に効く食材を使った料理紹介や小説も公開予定です!現在はフリーライターとしても活躍中。お仕事依頼もよろしくお願いいたします。お仕事依頼は、south1989.1322@gmail.com まで!!小説家志望ですので、いつか本を出せたらいいなと言う野望も持っていますw

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【小説連載】スニーカー 2話目

薬が効かない毎日。

朝起きると、いつも暗い思いだけが心に残り寝不足だ。

いつまで、こんな日々が続くのか。

 

早く暗いものから抜け出そうともがけばもがくほど、何故だか暗い気持ちが増してしまう。

涙はいつのまにか枯れ果て、泣こうとしたって泣けない。

 

左手首を見る。まだ、消えていない。なんで、こんなことしたんだろう。罪悪感だけが残っていしまった。

病院のベットで、両親が大泣きしていた姿。

あの時、両親が泣いている姿を見ても、私は「なんで死ねなかったんだろう。」としか思わなかった。

のちに、私はそう思ってしまったこと、そして手首を切ってしまったことに罪悪感を持ってしまうなんて。

 

人って、こんなに急に変わるんだ。

笑っていたほうが多い日常だったのに、どうしてなんだろう。

あの時のように笑える自信が、今の私には全くない。

 

 

はい、どうも。北野真紀の心の中を聞いていただきました。心の中の叫びと言うのは、なかなか他人には詳細はわからないものですので、私がかわりに説明しますね。

 

辞令が出た後、真紀は誰にも言わずに帰りました。

もちろん、帰り道の車の中でスマホはずっと鳴りっぱなしでした。しかし、真紀は鳴ったままでスマホを触ることもしなかったんです。

その目はどこを見ていたのか。車を運転して、帰れたのが不思議なほど。

 

帰った真紀の自宅は、誰もいませんでした。両親とも仕事だったんです。

私が思うに、もしそこに人がいれば。。。と思ってしまいます。

だって。。。冗談にもならないことになってしまったのだから。

 

真紀は、リビングで大声で泣きました。たぶん、ずっと堪えていたのでしょう。

そういえば、荒巻から嫌がらせを受けている時だって、真紀は一度も泣かなかったのです。

耐えていました。

それが、一気に爆発してしまったのです。

 

そして、泣いた後に、ずっと前を見ていました。目の前の壁をずっと。この時、真紀はなにを考えていたのでしょうか。

しばらくして、真紀はそっと目を閉じるのです。

泣きつかれて寝てしまったのかと思いました。

でも、それは覚悟をする瞬間だったのです。真紀は仕事の制服のまま帰ってきました。

ホームセンターの制服には、いつも使っているカッターナイフが腰に入る場所があります。そこに真紀は手をやり、カッターナイフを取り出すのです。

 

そこからは、詳しくは申し上げられません。

あまりにも、悲しいくて辛い現場でした。

 

ただ言えるのは、真紀は左手首を切ったということ。

そして、その一時間後にお昼を食べに真紀の母上が帰ってきて発見したこと。

救急車とパトカーが、真紀の家にやってきたこと。

 

そして、真紀は幸いにも生きていたこと。

私も、そこは私も安心いたしました。

 

しかし、真紀のしたことは間違っています。

あんなに優しい父上と母上を悲しませることをするなんて。

 

でも、それ以上に真紀が優しかったから、ご両親に相談できなかったのですね。荒巻のパワハラを。

 

真紀が生きていて、真紀について語れることを私は幸せに感じます。

そしてまたこうして、真紀を見守っていきたい。

 

続く